G
N
I
D
A
O
L
  1. HOME
  2. レポート
  3. 第27回統合療法コンベンション
  4. 現代人に統合療法が必要なワケ

Report

レポート

第27回統合療法コンベンション

現代人に統合療法が必要なワケ

第27回 統合療法コンベンションが去る11月13日(土)・14日(日)に東京(両国KFCホール)で開かれました。コロナ禍の影響もあり、YouTubeでのオンライン配信が実施され、全国各地から多くの人が参加しました。本誌では、がん統合療法の最新情報や注目の集まった講演内容についてダイジェストします。

患者に寄り添う医療

1回目のスタートから毎年開催してきた統合療法コンベンションは、今年で27回目を迎えました。統合療法の普及を目的に、国内のみならず、海外で最先端の医療を展開しているドクターも数多く登壇するこのコンベンションは、日本最大級の統合療法に関するイベントの一つです。
今年も1日目のトップを切ったのは、帯津良一先生です。ホリスティック医学の考えのもと「からだ」だけではなく「こころ」や「いのち」にまで切り込んだ医療について述べ、関心を集めていました。

統合療法の本場メキシコ・ティファナで、ゲルソン療法に取り組むペドロ・セルバンテス先生の講演も興味深い内容でした。皮膚がん(悪性黒色腫)をゲルソン療法で克服した男性とドクターの対談形式で映像が進み、栄養摂取と解毒の必要性に迫りました。栄養療法を実践するまでの葛藤、家族の支えや医師と患者の関係の重要性、克服までの道のりを示す内容に、オンライン参加者からも数多くの感激のコメントが寄せられました。

コロナウイルスの最新の知見

今回は、いま話題の新型コロナウイルスについても多く触れられました。
1日目で最も注目が集まったのが、初登壇の井上正康先生です。大阪市立大学医学部名誉教授の井上先生は、ワクチンと免疫について言及しました。「新型コロナウイルスの本質は血栓症である」と解説し、「今回新たに採用された『遺伝子ワクチン』が血栓をつくる要因」と続け、遺伝子ワクチンの危険性を訴えかけました。
終盤では、コンベンションでお馴染みの新井圭輔先生が登場。「専門医が患者さんを救えないのには訳がある」をテーマに、現代医学が抱える問題をひもとく講演に、会場の参加者は聞き入っていました。
ユーチューブライブでは終始400〜500名以上の人が視聴しており、多数の質問や意見、コメントが飛び交い、オンライン上でも盛り上がりを見せていました。

がん転移を止める新たな療法

2日目の講演では、統合医療クリニック徳院長の高橋徳先生が、コロナウイルスの新たな見解を紹介しました。マスク、ソーシャルディスタンス、三密回避など、これからの新生活様式が、心身の健康に大きな悪影響を及ぼすとし、「抗ストレスや自律神経の調節、社交性や愛情、信頼に関係するホルモンである『オキシトシン』の分泌を妨げる」と、警鐘を鳴らしました。


コンベンションではこれまで、がんの統合療法に取り組む医師を数多く紹介してきました。
その中でも、転移が始まり生存率が著しく低下するステージ4の患者をどう救うかが、がん治療において一つ課題とされています。医師で医学博士の白川太郎先生は、「転移性のがんに抗がん剤は効かない」ことからステージ4患者に対する「ヨウ素」を用いた治療を提案。治療が難しいとされるステージの回復例に、希望を抱く人は少なくなかったようです。

栄養療法が原点

統合療法から見えてくるのは、がんだけにとどまらず、アレルギーや認知症、不妊症など、全ての疾患に有効性が期待できることです。2日目最後のブロックでは、ケトン体で有名な宗田哲男先生が登場しました。今回の講演では、不妊症や妊娠糖尿病、妊娠前から産後までの女性の体調不良の増加について「糖質過多、タンパク質と鉄不足」が主な原因とし、妊娠前からタンパクリッチ食(高タンパク低糖質)を心がけることを呼びかけました。

今回のコンベンションでは「統合療法の考えなしでは、がんをはじめとする現代病に立ち向かえない」ことを改めて痛感させられました。
現代人の食生活をはじめ、コロナ禍の社会と生活スタイルが、私たちの健康に今後どのような影響を与えるのか。いずれにしても、毎日の食事や栄養を見直し、免疫力を高めることが多くの疾患の予防や治療につながると言えるでしょう。

 

関連記事